発毛効果の現れ方とタイミング
発毛医薬品やサプリメントの利用、栄養摂取状況や生活習慣調整による代謝向上によって発毛は自己治療開始後一定期間で効果を発揮しはじめます。
特に発毛医薬品による効果が体感できる状況には特徴があり、自分で確認できるタイミングが存在します。特性を把握しておけば治療に対するやる気もプラスされるので知っておくことが重要です。
初期脱毛終了後の発毛確認がおこなえるタイミング
基本的に発毛医薬品を中心とした治療には初期脱毛という行程が発生します。これはAGAという病が引き起こすヘアサイクルの乱れを正常化させる流れとなります。
初期脱毛終了後1ヶ月ほどで最初の発毛が確認できる状況となるのですが、これには個人差が影響しますので必ずこのタイミングでとは言い切れない部分です。(※初期脱毛期間の長さに個人差が発生するためで、終了後の発毛確認タイミングには大きな差は発生しません。)
最初の発毛は目視では判断できにくいですが、以下の方法で確認できます。
髪を両手の手のひらで押さえて左右に引っ張ることで分け目に新毛が確認できるはずです。新毛は毛先が細く、このタイミングでは頭皮からわずかに顔を出している程度なのではっきりとは確認できないと思いますが、初期脱毛が発生し終了していれば必ず確認できます。(※上写真はイメージしやすくするためのサンプルです。)
脱毛状況によって生え変わりが数回必要
AGA治療をどのようなタイミングで始めたのかという点で後の治療方針を考えなければならない部分があります。というのは、薄毛化が始まったばかりの人と薄毛化がかなり進んでしまった人では毛根の深さや頭皮環境が異なるためです。
AとBを比較してみてください。
Aは髪の質が細く軟弱化して毛髪量が減っていくAGAの初中期段階です。ヘアサイクルが狂いはじめ、抜け毛が増えて毛穴が浅くなり頭皮が透けだしている状態です。しかし、頭皮の色はおおきく変わっていません。
Bはかなり進行したAGA症状で、ヘアサイクルが極端に短くなり毛穴がかなり浅くなっていることから太い髪が生えなくなっています。そして、頭皮が完全に変色して光を反射するほど硬化してしまっています。
AGA治療による初期脱毛が終わると、次に生える髪は「ダウングロース効果」と呼ばれる毛根が深く根付く現象が現れます。つまり、現状の細く弱い髪がより深くから生成される太い髪へと変わるのですが、治療開始時の毛穴の深さが浅いほどダウングロース効果で深くなりにくいのです。
このため、Bに近い状態の方は初期脱毛が完了して新毛が生えてもすぐには太い髪が生えてきにくいということになり、数回の生え変わりで強く太い髪が生成されることになります。
放置期間が長くなればAGAによる薄毛は進んでいき、毛髪量が元に戻るまでの時間も長くなっていくために、すぐ治療に取り掛からなければいけないのです。
なぜAGAが進むと頭皮が硬化してしまうのか
頭皮がむき出しになるほどAGAが進行してしまうと、特徴として頭皮の硬化とテカリが現れます。なぜこのような状況に陥ってしまうのでしょうか?
一言で言えば、頭を外部から守るための自衛反応ということです。
人間の髪は紫外線や外部からの衝撃から頭部(脳)を守るために存在します。しかし、頭皮を覆うほどの毛髪量生成が困難になると、頭皮の外皮膚を厚くして皮脂を過剰分泌させて衝撃や紫外線による影響を防ごうとする反応が現れるのです。
紫外線は過剰に浴びると火傷のような症状を人体におこすある種の危険な光線です。本来なら髪が紫外線を吸収して頭皮に届かないように機能するのですが、毛髪生成ができない場合は頭皮を厚くすると同時に突っ張らせて紫外線を反射させるように働きます。そして皮脂を過剰に分泌させることによって皮膚への紫外線直接吸収を抑えるように身体が働くのです。
しかし毛髪生成環境が崩れてしまい新毛生成が困難になります。
このように髪がなくなっても身体を守るための働きが人体にはあるのですが、頭皮が突っ張り皮脂が過剰分泌される環境は人体が「頭を守る方法を変えるスイッチ」を切り替えた状態になります。
スイッチが切り替わるということは、人体が頭を守るための髪による保護を放棄して頭皮が直接保護する指令を出すということです。この切り替わりによって頭皮が突っ張れば毛穴は萎縮しますし、皮脂が増加すれば皮脂腺が活発に作用するようになります。
こうなると新毛が生成されやすい環境がどんどん遠のくことになります!
継続的に発毛効果を得るために
プロペシア等のフィナステリド製剤やミノキシジルのような発毛医薬品によって毛髪成長環境が整えられて初期脱毛は起こります。そして頭皮をしっかり覆うほどの発毛力が発揮されるわけですが、ここまでお話したようにAGAの進行度合いによって現実的な発毛効果の体感に個人差が発生します。
しかしAGAのレベルが初期中期でも、かなり進行した状態でも発毛環境がもたらされることには違いありません。大事なことはどの状況であっても発毛環境が整備される初期脱毛現象は発生し、新毛が生成されるということです。
特にこめかみ周辺に新毛が生えてくるのがひとつの目安になります。
2ヶ月ほどで初期脱毛が完了し、3ヶ月から半年ほどで最初の生え変わりが確認できます。そして継続することでヘアサイクルが戻されてゆき、通常の健康な髪を生成する環境に戻っていきます。
かなり進行した状態のAGAの場合、毛量がしっかり整うまでには治療への取り組みが早かった人と時間差が現れるかもしれませんが、同じ治療でも髪の生成とともに頭皮の状態が徐々に改善してくることが確認できるはずです。以上を発毛治療を習慣づけて頭皮環境を改善する参考にしておきましょう。
最後までお読みいただき有難うございました
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