緑茶・烏龍茶による頭皮洗浄効果
緑茶や烏龍茶の脂肪分解効果はよく知られており、油分の多い食事の際に飲むと効果的であることから特定保健用食品として推奨されている商品もあるほどです。
最近ではその効果が育毛の分野でも注目されており、緑茶や烏龍茶で頭皮の洗浄をおこなうことが効果的で、頭皮の脂分除去や殺菌だけでなく科学的に脱毛酵素を抑止する点に注目されているのです。
茶葉に含まれるカテキン成分の効果
緑茶や烏龍茶に代表される東洋の茶葉にはカテキンというポリフェノールの一種が含まれています。日本では過去から緑茶などを「日本茶」として愛飲する習慣があり、日本が世界的な長寿国となっている一つの理由ともされています。
日本茶には麦茶やほうじ茶などのたくさんの種類がありますが、カテキンの含有量が最も多いものは緑茶であり、同様に中国茶である烏龍茶においてもカテキン濃度が多くなっています。
カテキンの効能
・血圧上昇抑制作用
・血中コレステロール調節作用
・血糖値調節作用
・抗酸化作用
・老化抑制作用
・抗突然変異
・抗癌
・抗菌
・抗アレルギー作用
飲用面においてだけでもこれだけの効果が発揮される注目すべき成分です。
このような事実から厚労省が濃度が高い商品を特定保健用食品として認可するほど健康面に恩恵をもたらす効果が期待されているのです。
飲用だけでも発毛に関係する効果がある
そもそもAGA(男性型脱毛症)による薄毛の要因は、脱毛ホルモンによるヘアサイクルの崩れ以外にも血管硬化や血流不足が併発して頭部への栄養供給が滞ってしまうことも理由です。
髪は体内の細胞分裂が活発に行われて生成されるものであることから、薄毛の治療には体内環境の改善が重要視されるため抗酸化作用と脂肪分解作用のあるカテキン摂取習慣は重要です。脂分の影響による血液の粘度を下げて血管の柔軟なポンプ能力を維持する効果があるためです。
コンビニやスーパーでも多数入手できますが、茶葉から濃い目に抽出したものを水筒に入れて持ち歩き、頻繁に飲むだけでも大きく体内環境の向上に貢献します。
緑茶と烏龍茶の違いと選択方法
緑茶と烏龍茶には共通してカテキンの濃度が高い特徴がありますが、特徴的な違いもあります。
緑茶の特徴は茶葉をそのまま乾燥させる行程でできあがるというものです。そのためにカテキン成分の損失が少なく、体内酵素の活性化作用が強く望めるお茶だと言えます。しかし、烏龍茶の場合は茶葉を発酵させる行程があり、その行程でカテキン成分が減少します。
この状態では緑茶に含有されるカテキンが圧倒的に多くなりますが、烏龍茶は発酵行程において「ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)」というポリフェノール成分ができます。OTPPは強い脂肪分解作用や整腸作用があることから油分の多い食事等に適していると言われているのです。そして、双方ともにコレステロール等の影響による血管環境を改善させる効果があります。
双方とも有効ですが、普段は緑茶で油分の多い食事を摂る際には烏龍茶とするのが理想的でしょう。
お茶による洗髪によってもたらされる効果
『お茶を頭皮にかけると育毛効果がある』という見識は実は新しいものではありません。脂肪分解作用による強い皮脂除去効果や殺菌効果で頭皮の酸素吸収度と育毛剤の浸透効率が上がる理論です。
事実この実践によって効果が出たという報告も存在しますが、それだけでなく近年カテキンの作用が5αリダクターゼ酵素の抑制に効果を発揮することが研究によって明らかになってきました。
発毛阻害因子を除去するカテキンを頭皮から吸収できるということです。
この効果は特にカテキンを多く含む緑茶で確認されているため『烏龍茶では効果がないのでは?』と思われがちですが、烏龍茶には別の側面で効果があります。
発酵茶である烏龍茶の利点
烏龍茶は茶葉を発酵させる特徴をお話しましたが、発酵成分の強いものは体温を上昇させる作用があります。頭皮洗浄時には飲用時ほどの強烈な作用はありませんが、AGAでは脱毛ホルモンと同様に頭部体温の低下影響を考えなければなりません。
緑茶はカテキン成分が多いために5αリダクターゼ抑制を期待でき、烏龍茶では体温上昇効果を期待できるというそれぞれの利点があるわけです。もちろん双方ともに頭皮脂分除去や殺菌の効果があるため状況によって使い分けるのが効果的といえるでしょう。
お茶による頭皮洗浄方法
洗髪方法にすべてお茶を使うというわけではありません。洗髪時に髪を濡らす際にお茶を用いて脂分を浮かせてマッサージし、その後にシャンプーで泡立てて通常のシャワーで洗い流すだけです。最後に再度お茶で頭を洗ってシャワーで洗い流すのがポピュラーな手法といえるでしょう。
洗髪時に有効なお茶の紹介
最近は多数の特定保健用食品認定されたお茶がありますが、これらは飲用だけでなく洗髪時にも効果があるものばかりです。そのなかで特におすすめであるお茶を紹介します。
伊藤園カテキン緑茶
吸収効率の高いガレート型カテキンを多く含む飲用洗髪用両方に高い効果をもたらす緑茶です。洗髪使用では頭皮環境が健やかに保たれ脱毛ホルモン酵素抑制が期待できます。ガレート型カテキンの効果は伊藤園サイトより確認いただけます。現在最もおすすめできる市販緑茶です。
サントリー黒烏龍茶
烏龍茶重合ポリフェノール(OTPP)を多く含み、高い脂分除去作用を誇るベストセラー商品です。頭皮洗浄(洗髪)においては緑茶にはない体温上昇効果による血管拡張作用が期待できます。OTPPの働きはサントリーサイトより確認できます。最もおすすめできる市販烏龍茶です。
継続できることが大切です。
市販のトクホ茶は効果的ですが、独自に茶葉で抽出して利用することでも効果はあります。入手が困難であったり経済的に不都合であれば継続する上での抵抗となりますので、できる範囲からはじめていきましょう。
茶洗髪は最も身近な薄毛治療手段であることは確かですのでぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき有難うございました
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